突き抜けるような空から冷気が染み込んで肌の下まで霜が降りたような日
嘆息は微かに白く、煙草の煙と一緒に上がっていく
いつまで生きているつもりなのだろう?
私はとっくに疲れ果てているのにまだ体は完全に壊れてくれない
どれほど過活動になっても体は耐えてくれる
動けるうちは動かなければいけない
誰に強制されたわけでもなく
私は私に鞭を打つ
占いをやっているからなのか自分の人生が悲惨なものであるとしか思えない
不運が続くと当事者はそれに馴染んでしまい端から見ると凄惨な状況でも涼しい顔をして生きてしまう
アウシュビッツでも人は生きていたのだ
適応力は生きるための救いでもあり、呪いでもある
私はいつまで生きているつもりなのか
占いの通りならしばらく死期は来ない
嘆息を吐きながらあと10年は少なくとも生きることになる
あと10年
長いのか短いのか
老後だの年金だの興味が持てない
そんな年までこんな場所にしがみついていたくはない
死ぬ間際にはこんな人生でも僅かにあったはずの幸福なことを思い出すのだろう
こんな人生でも最後は穏やかに迎えようと、私は足掻くのだろう
人間は本当に都合が良い