嫌なことがあったから10年前から今日までの画像を眺めて現実逃避をしていた
喉の奥に張り付く熱を帯びたヘドロのようなものを、少しでもごまかしたかった
10年前から今日まで疲れていない日が幾度あっただろう?
不眠症の一日は長い
20歳の時には既に一生の長さに辟易として、助かろうとする意欲も失せていた
弱音は嫌いだ
でも、弱音しか私の心には響かない
そんな目を10年前には既にしていた
右目だけが二重になり、左目は怒りで狂っていた時期を引きずっている
家に帰ると哲学書を読み耽る日々だった
今年の目と比べてみると、やはり昔の方が苦しそうだ
目は精神状態を示すのは本当だとわかる
年を経るごとに楽になっているのだと信じたい