私の目に見えるもの

愛煙家のブログ

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

書評その2 「非売品」 K-RYOさん作

文学フリマにて購入した詩集「非売品」。 帰宅する途中の電車で読破いたしました。 個人的に大好きだったのはインスタント人間というポエム。 こういう最後にビンタされるような感じがする文章が大好物なので何度も何度も読み返してしまいましたね。 インス…

書評その1「風俗で働く透明人間の話。」

書評なんて大それたことは出来ないけれど、私なりの感想をここにまとめておきたい。 こういうものって、読んだ直後が一番良いものを書けたりするので。 タイトルの通りの漫画なのだけれど、その内容は哲学に近いものがある。 風俗で働く女性のお涙頂戴もので…

神来月

先月、出雲大社へ出掛けていた日本の神々は今月になると元の場所へ帰ってくる。 だから今月は神来月と呼ぶのだとか。 霜月の方が寂しさがあって個人的には好きなのだけれど。 私は自分の書く文章を文学、なんて偉そうな表現をしているけれど、その中身は結局…

バチバチと

自分と異なる何か、誰か そうしたものを受け入れようと無理をしている時 私の中でバチバチと音を立て、摩擦を起こす何かがある 切れた電線の端末から飛び散る火花のように バチバチと、何かが爆ぜる 私は変われないと分かっているのに 何かに迎合しようと必…

仄明るく見える

人を呪わば穴二つ。 一つは相手の墓穴であり、もう一方のものは自分が入る墓にするために必要だとされている。 人を呪わば穴二つ。 私は27歳程度まで人と世を呪いながら生きて来た。 私が抱える反吐の出るような過去を憎悪で蓋をするために必要だったのかも…