私の目に見えるもの

愛煙家のブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

占い師の弟子になった

昔から文章を書く時にはインストを掛けていて、ゲーム音楽の優秀さをこの時ほど感じる事はない。 今はニーアレプリカントのヨナという曲を聞いているけれど、これは万単位でリピートしたい。 ちなみにURLはこれ。 www.youtube.com 九月から占い師の弟子をや…

プレゼント

彼女のためにクリスマスプレゼントを買って、あとは渡すだけになった。 渡すのを楽しみにしていると、昔の事を思い出した。 あれは小学3年生の父の日だったと思う。 母親に金を持たされ、ネクタイとネクタイピンを買ってこいと言われた。 私は兄二人と一緒に…

夏目漱石の紹介文

最近になって私は自分の人生がなかなか捨てたものではないかもしれない、と思う時が多くなってきた。 もちろん、いつまで経っても仄暗い世界観は消えないのだけれど、そこに感情が引き込まれる事がなくなってきたのだ。 以前までは暗い世界観の中で絶望的な…

諦念

最近、よく穏やかになったとか、感情を出すようになったと言われる。 これまでと最近で変わった事は、諦観しているという事だ。 何についてという具体的なものはなく、ただただ漠然と諦観している。 知識についても技術についても、人に対しても自分に対して…

スマホから更新

スマホから更新している時は必ず短文になる。 スマホの扱いはいつまで経っても慣れないものだ。 キーボードならいくらでも作れるけれど、こうやってスマホで文章を作るのは難しいし、手間がかかる。 結論はいつでも同じ、世の中は虚しいということだ。 何を…

美しいもの

迷ってしまう、というよりもどの道も袋小路に繋がっているような、そんな感覚が消えなくなったのはいつからなのでしょうか。 特に不快感や絶望感があるわけではないのですが。 人には全ての可能性が与えらえているという話があります。 大雑把に言ってしまえ…

5年後の自分

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」 5年後の自分に対して言いたい事を考えてみても、具体的なものが出て来ない。 だから、今の自分がが5年前の自分に訊いてもらいたい事を考えてみた。 それを参考に5年後の自分に訊いてみた…

もののあはれ

アメリカの大統領がトランプになって、あんな差別主義者が大統領だなんてアメリカの民度が知れた、なんて話を耳にするようになった。 差別主義者だからという理由で差別している辺り、差別反対を訴える人たちはツッコミ待ちなのだと思う。 この世から差別が…

まほろ駅前多田便利軒

お題「何回も見た映画」 映画は本当に好きだから、何度も見た映画がたくさんある。 結局、思い付いた好きな映画の紹介になってしまうのだけれど、その前に最近は体調を崩す事が多くなった。 今も酷い風邪を引いていて、熱が高いし喉も痛い。 そんな時、何と…

とりとめもなく

最近、大晦日のような雰囲気が流れている日が多いように感じる。 水底に沈んでいるような、どこまでも静かで弛緩した空気。 たまには知っている車の音もどことなく間延びして、気だるそうに響いている。 大晦日の退廃的な、緩み切った空気がとても好きなのだ…

思い付くままに

愛を求めて生き続け、その期待が無残に裏切られて満身創痍のまま、絶望の淵から飛び降り命を終える。 そんな人生であれば、ある意味でそれは救われているようにも思う。 なぜなら、愛は空虚で存在しないのだと、本気で信じる事が出来るのだから。 しかし、現…

呼吸

自己が世界と繋がるには、自己の心身を通じるしかなく、それ以外に世界を知覚する方法がない。 つまり、私が死ねば私の世界は消失する。 私が死んでも誰かが道を歩き、木の葉が風に吹かれ、日月が交互に地上を見下ろす事はないのだ。 それは私の世界の中では…

人生の目的

私には気に入っている散歩道がある。 そこは整備された広い道でランニングしている人もいれば、犬の散歩をしている人、ロードバイクで走っている人もいる。 それほど大きくはない川に沿って続く道を歩く事が、私が日頃から抱えている心労を和らげてくれるの…

墓の絵を描く幼児

最初に自殺したいと思ったのは、いつの頃だっただろう? それは覚えていない。 幼稚園児の頃ではなかった。 あの頃、苦しい時には死という手段が用意されている事すら知らなかった。 だから、早く死にたいと思いつつ、何枚も何枚もお墓の絵を描いていたのを…

現代版陰陽師

最近では計画通りに事が運ぶ試しがほとんどなく、目の前にあるものに関連して勉強をする方式に変えました。 移動中や予定がない日には予定していた通りに勉強すれば良いのですが、そうならない時には最近した会話の中で薬膳が出てきたら薬膳の、整体が出て来…

体から出る声

さて、ようやくブログを更新する暇を手に入れて、ウキウキしながらキーボードを叩いております。 仕事も納品が終わり、自分の好きなように文章を作れるというのは、なんてすばらしい事なのでしょうか。 今日、ブログを更新している喜びが一入なのは、理由が…

残穢

今週のお題「映画の夏」 先日、地元の後輩から勧められた映画がある。 残穢(ざんえ)という映画だ。 後輩は穢の意味が分からなかったらしいけれど、私には見覚えのある感じだった。 浄土真宗ではこの世を穢土(えど)と呼ぶ事があるらしく、汚れた土地であ…

8月6日

8月6日と言えば広島、9日と言えば長崎に原爆が落とされた日として、日本人の記憶から消し去られる事がないでしょう。 今日は戦争について考えてみたいと思いますが、政治的な話題に口を挟むつもりはありません。 私は大抵、精神的な部分に関心を持つので内面…

夏の夜

八月はなぜか気分が上がらない。 と言うよりも、夏らしく気分が上がらない感じだ。 夏は何もかもが活力を持つ。 明るい人が多くなるし、イベントもたくさんある。 お気に入りの散歩道を歩いていると蝉時雨が降り注ぎ、空を見ればいつもは穏やかでほとんど変…

スマホから初めての更新

悪が勝利するために必要なものは、善人が何もしない事だ。本当にそうだろうか?おそらく、そうなのだろう。それでも世の中は回る、悪を自覚しない善人もどきによって。私もきっと、その中の一人。世の中は回る、悪を自覚しない私によって。

いつだって

私の目に見えるもの。 ブログのタイトルを決めるのに、それほど時間は掛からなかった。 私の目に見えるもの。 私の目に見えるものを、本当に他の人も見えているのだろうか? 笑っていないのに、笑顔だと思われたい人の顔が見えているのだろうか? 涙が流れな…

中央線のホームにて

特別お題「心温まるマナーの話」by JR西日本 祖父が死んだと、そう聞かされた時には駅のホームにいた。 20歳の秋口、大学の友人と遊んで最寄り駅に着いた時になった携帯に耳を当てると、叔母の悲しげな声がそう告げたのだ。 おじいちゃん、だめだった、と。 …

昭和最後の世代

お題「昭和」 お題スロットなるものを発見して、遊び半分でクリックしていると昭和という単語が出て来た。 純昭和生まれ最後の世代が、私の世代だ。 私の一つ下の代からは63,64、平成元年生まれがいる。 昭和から平成の移り変わりなんて、ほとんど平成の時代…

知行合一

今月は嫌いなタイプの人に出会う事が本当に多くて、ただただ疲れるだけの一ヶ月だった。 これまで人を避けて仕事を選んだし、過ごし方も出来る限り選んできた。 仕事は一人でするだけで済む。 やっている事もほとんど一人で出来る事。 これ以上人を嫌いにな…

表象としての世界

ショーペンハウアーは世界は表象であると言い、主観しか存在しないと断言した。 つまり、人の数だけ世界がある、そういう意味だ。 人は自己の心身を通じてしか、世界と繋がる事ができない。 そこには必ず自己というフィルターが掛かる。 ただあるものなのに…

いないはずの人物

誰が好きで家族を、肉親を恨むだろうか。 誰が好んで家族を悪く言うというのか。 どれほど愛されたいと願っても、それが虚しい願いであり、永遠に手が届かないものだと分かった時の絶望を、一体誰が、同じ世界を見た人間以外の誰が理解してくれると言うのか…

私と植物の友情について

今週のお題「植物大好き」 それが今週のお題なのだそうだ。 植物にまつわる思い出はそれほど多くないし、人生を通じてそれほど植物と関わってきた経緯もない。 それなのに、植物と耳にすると必ず思い出す場面がある。 生まれも育ちも東京にもかかわらず、田…