昨日は仕事で先生をした後、場末の地下で死ぬほどカラオケをしてきた。
場末で知り合った中でもカラオケが本当にうまい仲間で集まったので、カラオケ自慢そうなホストらしきイケメンがあまり歌を入れなくなった。
カラオケなんて勝ち負けではないけれど、こちらは日陰を彷徨いようやく場末の地下に居場所を見出だしたのに、そこさえも女を侍らす陽キャに奪われるのかと悔しくなってしまった。
そのイケメンが米津玄師などの女受けの良さそうな歌を入れた後に私たちが入れた天野月子、奥田美和子、柴田淳、鬼束ちひろの連鎖は芸術的ですらあった。
温もりが消えた後に屋上から飛び降りようとし、僕らは何も壊すつもりがなく、爆破して砕け散ったコンボを食らってホストのマインドが強制終了した。
仲間内で場末の暗さを分からせようと苦節した結果の連鎖。
その後、イケメンが歌を入れることがなくなったので供養のためにラルクの花葬を歌ってあげた。
私は町内のカラオケ自慢程度だが他の連中が歌手顔負けなので、それによって勝てたようなものだったけれど。
3時頃に私たちは力尽き、いつものバーへ移動して始発まで疲れを癒した。
とても満たされた土曜日だったのだけれど、朝帰りをしても私には仕事が山積している。
睡眠不足の体に鞭を打って働いて、さっさと仕事を終わらせてから映画を二本見た。
明日も仕事が待っている。
明後日はカウンセリングの仕事なので、その準備もしなければならない。
あと何年生きているかは分からないけれど、今できることをやらねば。
ここまで酷い不眠なら40歳で心臓が止まる人もチラホラいる。
自殺しなくても私の目の前には死が迫っているのだから今を生きなければ。
命を燃やした分だけ今生が早く終わるのだから。