占いをやっていると避けようのないことばかりで人生が成り立っていることがよくわかる。
起きた出来事の解釈は如何様にでもできる。
似非カウンセラーが好きそうな解釈の手前勝手な改変をしたところで、痛みは痛み、苦しみは苦しみでしかない。
避けようのない不運、のたうつ事しかできない辛さ。
そんなものの中で、それでも生きようとするのなら苦しむしかない。
歪むしかない。
私はそれが悲しい。
けれども、占いができたところで不幸がなくなるわけではない。
対策がわかるわけでもない。
ただそのようにして人は翻弄され、ただそのようにして踠くだけ。
生きることは今日も辛い。
嘆息はどこまでも続く。
私は明日も生きるのだろうか。
このような惨憺たる内面を抱えながら。