夢幻泡影とはよく言ったもので人生は幻、泡沫。
でも
そんな幻想すら満足に生きられないなら
あまりにも残酷ではないのか
私は幻想すら満たせないのか
私は己の愚かさをどこまで呪えば良いのか
身体を持つが故の罪、思考が巡るからこその禍
本来、人間はもっと穏やかで自然に生きられるものなのに
己に急き立てられ
人に振り回され
時代を呪い
環境を憎む
罪は私から滲み出たものなのに
責任転嫁だけは人並み以上にうまくなってしまった
幼い頃になりたくないと願った人間に
私は成り下がっている