肌寒い空気は
皮膚の少し下まで染み込み
完全な冬でもなく、秋でもない宙ぶらりんな気持ちにさせる
秋でも冬でもない今
季節の狭間に生まれる名前のない時間
本当は何もかもがこうで
あらゆる名前に本当は意味がなくて
それなのに無粋な名詞を作っては
私は誰かや何かを理解した気になって
本当は何も知らない事に目を伏せる
私は[私]が誰なのかさえ知らないのに
これから生きて何を理解できるつもりでいるのだろうか
私が心酔しているKOKIAが言うように
何もかもが飾り立てられ
本当の姿を失ってしまった
私の住むこの世界は
このままじゃあまりにも悲しすぎる