私の目に見えるもの

愛煙家のブログ

名前がない事

肌寒い空気は

皮膚の少し下まで染み込み

完全な冬でもなく、秋でもない宙ぶらりんな気持ちにさせる

 

秋でも冬でもない今

 

季節の狭間に生まれる名前のない時間

本当は何もかもがこうで

あらゆる名前に本当は意味がなくて

 

それなのに無粋な名詞を作っては

私は誰かや何かを理解した気になって

本当は何も知らない事に目を伏せる

 

私は[私]が誰なのかさえ知らないのに

これから生きて何を理解できるつもりでいるのだろうか

 

私が心酔しているKOKIAが言うように

何もかもが飾り立てられ

本当の姿を失ってしまった

私の住むこの世界は

このままじゃあまりにも悲しすぎる