台風のせいか睡眠リズムが狂いに狂って朝帰り
どうせ寝付けないなら遊んでいても良いのではないかという考え方になってしまった
けれども、朝日を浴びるとやはり後悔の念に潰される
朝帰りであっても日が昇っていなければ耐えられるのだが、朝日を浴びると心の底から辛くなる
朝の光は私の健康を最も損なう
こんなに苦しいものはない
網膜に突き刺さる光、脳髄を切り裂く反射、精神を戦慄かせる痛み
朝日がこんなに嫌いになったのはいつからなのだろう?
誰かの一日の始まりが私の終わらない昨日の続きにしか思えない過去が、消えない染みのように精神に刷り込まれている
朝は私が一番疲れている時間なのに、周りにとっては始まりの時間だったのが耐えられなかった過去がある
これからを考えたい
そう言われたのは、何か私には新しい響きがあった
私の人生は過去に翻弄され惨憺たる有り様の自分を嘲笑するものでしかなかった
未来は過去と同様に暗く、次の一歩を踏み出すのさえ不可能だと思う現在では前を向くどころか足元を見ることさえ精一杯
しかし、そういう時期は終わったのだと報せてくれたようにも思えた
これから、は私にはまだ見えない
これから、があると考えるのにあまりにも慣れていない
これから、はまだ私に明るく響いてこない
けれども
この朝日と同じように
今は暗く、鋭く私の網膜を焼く朝日が私が立ち上がるのをずっと待ち続けて注いでいたのだと、思える時が近くやってくるのかもしれない
少なくともそうなのかもしれないと思う余地が生まれた
これから
もしかしたら「これから」が私に明るく響く言葉になるのかもしれない