気が付くと年の瀬が迫っている
忙しく過ごす毎日の中でこうして日記すら書けない日々が続いていた
私の周りでは目まぐるしく変化が起きているのに、私はいつものように取り残されているような感覚がある
私も端から見れば激しい変化の中にいるのに取り残されているような実感があるのは何故だろう
それだけ思考と現実には解離があるということ
ふと立ち止まると私はいつだってあの頃に見えたもの、聞こえた音が冷凍保存されている場所に引き戻される
そこから必死になって逃げるために敢えて忙しくしているような心地がする
今はまだ逃げ道がある
眠れない日々がたまに遠ざかる
それだけで体は楽になるし、心は満たされる
安心して眠れる日が時折あるだけで人生はこんなにも優しいものに満たされるなんて思いもしなかった
けれども、生き急ぐ習性はそのままらしい
やれることが増えていく、分かるものも積み上がっていく
努力も続けている、運動も勉強も仕事もこなしている
その代償が何なのかわかっているのに、私は自分を止められない
欲しいものは安息なのに手を伸ばそうとしない、できない
私は今日もここで息をしている
明日もきっと