2021-06-27 底なし 目や口はどうしてこんなにも私の琴線に触れるのだろう これは私が心の底から天才だと思う人が作ってくれたもの 肉欲蠢く場末には、実は才能に満ち溢れた人が少なくない こうした人に会うために、私は場末に通っているのかもしれない 目も口も、生々しく生きている雰囲気が強い 鼻や顎ではなく、潤いがある体の部位が好きなのだと思う 目も口も底のない懊悩を感じさせる 私はそういうものが好きらしい