今日、鏡を見たら手に入れた目がいつもと異なる雰囲気に感じられた
いつも私が見ている目はこれ
しかし、手を下げて見ると
傲岸不遜に世界を見下ろしている目になる
私の方から見ればただ眠そうにぼんやりと、無表情にしか映らないこの目は、他人から見ると怒りに打ち震える瞳へ変わる
それを今日まで知らなかったことが妙に可笑しく、笑ってしまった
この目はまるで私そのもの
ただ穏やかに生きていきたいと望んでいるつもりが、人や世界を呪い続けている私の目だ
無表情のつもりが、隠しきれない恨みと怒りに染まっている私の目
光に弱い目は暗闇をよく見通す力がある
私の目に見えるものはいつだって陰鬱とした靄に包まれている
私が不運な人生を歩んでいるのではなく、不運しか見えない目を持っているだけなのだ
誰かや何かのせいではなく
私はそのような業を、自ら背負う道を選んだのだ