「明日僕はどこへ行こうか
明日僕はどこかへ行きたい
もしも僕が帰ってこなくとも
明日僕はどこかへ行きたい」
タテタカコは本当に良い
心に沁み入る
この歌は本当に苦々しい記憶と癒着していて
聞く度にかさぶたにもなっていない傷が深くなる感覚がある
14年前の歌
20歳だった私は、こんなに長生きするなんて思ってもみなかった
暴れ狂う怒りにひたすら耐えて、毎日呼吸が浅かった
酒も精神薬も夜遊びもセックスも何もかも一時的な麻酔で救いはないのかと途方に暮れていた
あの頃、タトゥーを入れておけばもっと早く心が凪いだと思う
今はどうだろうか?
20歳の自分に胸を張れるようになっただろうか?
長生きをして良かったと、そう心から言えるだろうか?
今も耳鳴りのする毎日の中で、努力を隠れ蓑に自傷がうまくなっただけ
それなのに燃え尽きないのは異常な体力の為せる業なのかもしれない
とにかく
私は今日も生きた